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Enrique Sakai
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プロフィール:(文:福井コウジ)
岐阜県出身。フラメンコギタリスト。16才よりフラメンコギターを志し、1972~1977年、修行のため当時フランコ政権下のスペインに渡る。パコ・トロンホ、ポリーナ・デ・バダホスら多数の大物たちから薫陶を受け、帰国。池袋近郊に自身のフラメンコスタジオを開く。以降、現在に至るまで、チョコラーテ、ラファエル・ロメーロら数々の大物歌手の来日公演を実現。また教育者として、俵英三をはじめとして多数の歌手・ギタリストに影響を与える。これにより、『フラメンコ=踊り』だった昭和末期~平成期の日本において、歌・ギターの発展に多大なる業績を残す。
フラメンコ学者級の膨大な教養を有する、日本フラメンコ界きっての知性派。その博識は、カディス、ヘレス、セビージャ、モロン、ウトレーラ、レブリハ、カンテヒターノ、カンテパージョ、いくつか存在するフラメンコ伝統流儀の全てにおよびかついずれにもかたよらない。
ギタリストとしては、古典派ギターの達人でパコ・デ・ルシア以前のギターの美学を今に伝える人物。伝説的名人ペリーコ・デル・ルナール親子の流儀を受け継ぐ世界的にも稀な存在である。また、世界有数の伴奏の名手で、歌い手の全力をひきだす術を知る。その伴奏技術には、ダビ・パロマールらスペイン人歌手たちも絶大な信頼を寄せる。ただの古典派ではなくその音色には日本人としての感性も投影され、伝統の継承者であると同時に改革者である。
大御所でありながら歌い手のサポート役にあくまで徹する、その気高い立ち振舞いは、フラメンコファンの間で『真のフラメンコ紳士』として知られている。
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